夏未夕漆綾について

夏未夕漆綾は1986年輪島塗・塗職の浅田 正が設立した漆事家内制手工

業家名、以下浅田 正の略歴に重複する。      

 

     夏未夕漆綾 第弐席塗職 浅 田   正  概 略

 

1960年 石川県輪島市三井町仁行保勘平の現住所にて出生

1978年 輪島実業高等学校「インテリア科」卒業 (第6回生)

1978年 輪島塗塗師屋「新屋漆器店」へ住み込み弟子修行に入る

             新橋康紀・坂本時三に師事する

1982年 輪島塗下地職人の年季を満了

1983年 輪島塗上塗り技術の習得

1986年 新屋漆器店より独立

1988年 輪島塗下地職人として開業、「夏未夕漆綾」創設

1999年 「田中 愛」を弟子入門者とする

2000年 石川県・輪島森林組合と合同企画展「三井町総合美術展」を開催

2001年 竹山紙器(金沢)と漆紙器の開発に着手、同年技術は成立

2001年 大手金箔会社(金沢)の首都圏進出に伴い、漆紙器技術を提供

2001年 金沢21世紀美術館設立準備事業に参加

      パオラ・ナヴォーネ氏の作品制作に参加する

2002年 「田中 愛」の年季明けを承認・同者を「坂本時三」を初代とす

      る別当三代目、伝承系譜第十弐代技術者として承認式を行う

2002年 「金沢CAN-JIZAI」設立準備企画を提唱

2004年 「金沢CAN-JIZAI」成立、流通と消費一体化システムを企画

2006年 陶板と漆器のコラボレーション製品の製作展開催・共同主催する

2006年 金属板の漆塗り技術製作を行う・石川県の企画で発表

2006年 志奈幹雄氏と共同で炭素レーザー沈金技術の開発を始める

2007年 中越パルプ(株)のEペレット素材の漆塗り技術開発を始める

2007年 エアコンボディの強化紙素材の導入と漆塗り併合製品の開発

2007年 自動車ボディの強化紙素材導入提案と、冷蔵庫の塗料に漆を使う

      技術の提案を行うが不成立

2008年 大手自動車メーカーの高級乗用車用パンフレット製作に伴い、漆

      紙技術を提供する

2009年 古典下地の再現を通して生漆原液塗り込み下地の試験を始める

2014年 生漆原液塗り込み技術の確定と強度テストの終了・技術は成立

2014年 農業継続のために夏未夕漆綾代表を引退・第弐席塗り職となる

2018年 第弐席塗職を変更せずに夏未夕漆綾代表に復帰する。

2018年 孤存、失われていた漆芸技術に改良を加え、「保勘平様式」とし

      て再編・ 現在に至る

 

      名誉主席として田中 愛が名籍する。

             

             929-23 石川県輪島市三井町仁行保勘平

                    電話(0768)26-1174

              夏未夕 漆綾     浅  田   正